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夜を駆けるイヤリング

毎日22時から4時。
夜がぐっと深くなって
朝がだんだんとにじんでくる。
1日の中で一番好きな時間帯。

週末遊びに出かけて
22時すぎのバスに乗る。
バスの中は薄暗くて
乗客も無言。
節電らしい控えめな照明で、
人やいすや広告や
すべてに生気を感じない。
イヤホンから流れる
曲と曲の隙間から、
コンクリートの上を
エンジンをふかして走る音と
次のバス停を告げる
アナウンスが聞こえる。
ブザーは曲の最中にも容赦ない。

バスを降りてから
家に着くまでの10分間。
イヤホンを外して
街灯が少なく人気のない道を
転ばないように
上を見ながら歩く。
田舎の22時は都会の1時。
あたりはしんとしていて
明るい部屋はあるけど
どんな生活音も聞こえてこない。
コンクリートの隙間に
細いヒールのゴムが
はまらないようにと
気をつけた足音ばかり。
ぽつりぽつりと灯った
オレンジ色の明かりで
家が生きていることを知る。
バスの中にはあんなにも
生気を感じないのに。

この夜は私の好きな夜。
高く澄み、暗く明るい。
月も星も、雲の形さえもよくわかる。
だんだんと冷えた空気が
鼻に痛くなってきて、
明日の夜は今日よりもっと
きれいになる。

毎日22時をすぎると
「私の時間だ」と思う。
アクセサリーの名前が
すっと浮かんだり
新しいデザインが形になったり、
アイデアがぽっと出てきたり、
詰まっていた数独で
ひとつ数字が埋まったり、
何かが少し進み、
手ごたえを感じる時間。
夜の深度に比例して
頭もぐっと冴えてくる。
走る感覚に似ている。

どんなことでも
始めないと終わらない。
始めればいつかは
終わりが見えてくる。
どんな速度であっても
右足と左足を交互に出せば
必ず前に進むように。

夜を駆けるイヤリング。
夢や目標がある人へ送りたい。
あなたの夢への道筋に
障害物があっても、
きっと活路が見えるように。
さみしい時間とも言われる夜が
自分と向き合う時間となって
あなたのお守りになるように。

ご購入はこちらのURLより。

夜を駆ける

とても軽いので
ピアスでのおつくりも可能です。

紗季

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「つけるたび、もっと自分を好きになる」

日曜日 nichiyoubi
 オリジナルアクセサリーブランド
 初めてスワロフスキービジューをつける方向けの
 アクセサリーを作製しています。

 鎌倉でアクセサリー教室も開催中。

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