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ルールその1
もうゲームをしないこと。
 
ルールその2
もう二度と他の男と遊ばないこと。
 
ルールその3
俺が見せろと言ったら
必ずスマホを見せること。
 
大昔、ツイッターで
カップル共同アカウントを
見ていたときに、こんなルールを
決めているカップルが
たくさんいました。
 
このルールはたいてい
怒っている方が
一方的に、突発的に、
怒りの対象に言い渡していました。
 
その光景はまるで
親が子に決まりを守らせるがごとく、
怒られている方は
従う他ないという印象でした。
 
人間同士がお付き合いをする中で、
ある程度の決まりごとを持つのは
とてもいいことだと思います。
 
僕と紗季さんにもルールがあります。
 
靴下は丸めて洗濯かごにいれない。
帰る時間はわかったら連絡する。
「ありがとう」は目を見て言う。
月一度は身なりをきれいに整え、
おしゃれしてデートをする。
 
ただ、最初にお話したルールと
僕たちのルールは少し違うと思っています。
 
その違いはルールが一方的に
押し付けられたものか、
お互いが納得してふたりで
決めたものかということ。
そして、このルールが
自分たちの関係を良くすると
お互いが信じてるか、ということです。
 
他のカップルのルールが
実際のところどう決まったのか、
ふたりで納得しているのかはわかりません。
 
ただ、はたから見ていると
怒られている方は言い渡されたルールに
納得している様子はありませんでした。
 
「そのルールを守らないと
 また怒られるんでしょ。
 じゃあいいよそれで」
という気持ちを抱いているようでした。
 
怒りや不機嫌によって
相手をコントロールするのは
とても簡単です。
しかも物理的な力や権力で勝る側、
例えば男性が女性に、
親が子どもにするのはもっと簡単です。
 
しかし、その怒りを相手は
どのように受け止めているでしょうか?
 
嬉しい、楽しいと
思っているでしょうか?
ふたりの関係はその「怒り」によって
よりよいものになるでしょうか?
 
僕はそうは思いません。
 
僕が怒りによってつくられた
突発的なルールに従わされたら、
日に日に不満がたまるでしょう。
 
きっといつか
ルールを破る日が来ると思います。
 
そのとき、ルールを作った方は
こんな文句とともに
怒りを再燃させるでしょう。
「なんで? ルールで決めたじゃん!
 約束でしょ?」
 
僕は子どもの頃
よくこの怒られ方をしました。
そのとき僕は決まってこう思っていました。
 
「勝手にルール決めたのはそっちでしょ。
 こっちは約束するなんて言ってない。
 力で無理矢理従わせた脅迫じゃん」
 
僕の場合は親子でしたが、
こんな風に思うのはカップルでも
同じではないでしょうか?
 
ルールを押し付ける人と
押し付けられる人の意識が違えば
ぶつかるのは当たり前です。
 
ルールを作る人は
ルールを守らない方に苛立ち、
ルールに従わされる人は
ルールを作る方に苛立ちます。
 
この関係になったカップルが
どうなるかは言うまでもありません。
 
片方が無理やり押し付けるルール、
特に怒っているときに
勝手に決めたルールは
ふたりを死に至らしめる猛毒です。
 
さらに質が悪いのは、
お互いがその猛毒を
「自分は怒っているから/
 相手を怒らせてしまったから」
「だからしかたないことだ」と
思い込んでしまうところです。
 
致死量になるまで
気付けない毒なのです。
 
でも良薬口に苦しと言うように、
適切に処方すれば
ふたりの関係をより良くもできます。
 
今ふたりの間で
決めているルールがあれば、
本当にお互いが納得して決めたものか、
ふたりの関係を良くするものか、
もう一度考えてみてください。
 
考え方のヒントは、
「ルールを破られたときに
 どのくらい怒りの気持ちが湧くか」
かなと思います。
あとは定期的にルールを
見直すのもおすすめです。
 
ふたりにとって
今あるルールは猛毒だったでしょうか。
それとも、良薬だったでしょうか。
 
もしも今それが猛毒だったとしても、
どうか安心してください。
 
その猛毒に気づいた今のあなたなら
きっとそれを適切な良薬に
変えることができます。
 
この投稿がおふたりの関係を
よりよくする処方箋にならんことを
願っています。
 
大河
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